足湯の効能 |
あしゆのこうのう
冷え込む冬。お風呂のありがたさが身にしみる季節です。でも、風邪をひいてしまい、お風呂に入れないなんてときもあるでしょう。こういうときにこそ「足湯」。足湯には、単に足を温めるだけでない、とてもすぐれた効果があるということをご存じでしょうか? | ||
足湯の大切さ | ||
全身を流れる血液中には、栄養分や酸素などのほか、代謝によって生み出された老廃物なども混じっています。これらは尿などによって排出されますが、血の循環が悪かったりして排出されないと血液中に残り、引力の関係で下、つまり足にたまります。 足にたまった老廃物はやがて血行を阻害し、さまざまな病気の元となります。つまり、まず足を温めて血の循環をよくすることが、病気を予防するための、第一の手段であるということなのです 足湯は家庭でも簡単にできるところが利点です。単純に両足をお湯につけて全身に発汗すればよいのですが、やはり温泉に入るのがリラックス出来、気分的にも良いのではないでしょうか。 |
||
風邪をひいたときなど、お風呂に入れないときでも、足湯なら大丈夫です。42度ほどの、ちょっと熱めのお湯にふくらはぎから下をお湯につけて、約20分。血の流れの折り返し点である足を温めることによって、温かい血が全身を駆けめぐります。全身浴とほぼ同じ効果が得られるということです。 |
||
足湯の効果をさらにアップさせるために、足湯のあとには足のマッサージをしましょう。足の裏には体の全神経が集中していて、そこをもみほぐすことによって、血液の循環が良くなります。 また、血液を上に押し戻す働きがある、ふくらはぎも揉みほぐします。ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、血圧にも関係してくる、大切な部分です。 |
||
温泉の効果 | ||
単純温泉 さまざまな温泉が含まれており透明で無臭の湯が多く刺激が少なく入り心地も柔らかい。 浴用:神経痛、筋肉痛、関節炎、うちみ、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復など |
||
塩化物泉 塩分が主成分で舐めると塩辛く保温力がある。日本で1番多い泉質。 浴用:神経痛、筋肉痛、関節炎、うちみ、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、切り傷、 火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病など 飲用:慢性消化器病、慢性便秘など |
||
炭酸水素塩泉 |
||
硫酸塩泉 動脈硬化の予防に効果あり。ナトリウムを含むぼう硝泉、マグネシウムを含む正苦味泉、 カルシウムを含む石こう泉など「傷の湯」とも呼ばれている。 浴用:神経痛、筋肉痛、関節炎、うちみ、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、切り傷、 火傷、慢性皮膚炎、動脈硬化症など 飲用:糖尿病、痛風、慢性便秘、肥満症など |
||
二酸化炭素泉 |
||
含鉄泉 |
||
含銅・鉄泉 効能 体が良く温まる。成分によって赤茶色や白く濁る。ゆう出口の透明なお湯の方が効果が高い。 適応 神経・筋肉痛、関節炎、うちみ・ねんざ、慢性消化器病、痔疾、冷え性など |
||
硫黄泉 |
||
酸性泉 効能 日本特有の泉質で殺菌力が強い。刺激が強いので高齢者や皮膚の弱い人には向かない。 適応 神経・筋肉痛、関節炎、うちみ・ねんざ、慢性消化器病、痔疾、冷え性疲労回復、慢性皮膚炎など 慢性消化器病は飲用で効果がある。 |
||
含アルミニウム泉 |
||
放射能泉 効能 ラジウム温泉とも呼ばれ、含まれるラドンは空気中に拡散するので吸入による効果が高い。 適応 神経・筋肉痛、関節炎、うちみ・ねんざ、慢性消化器病、痔疾、冷え性、慢性婦人病、 慢性皮膚炎、動脈硬化症、高血圧症、痛風、慢性胆のう炎、胆石症など 痛風、慢性胆のう炎、胆石症など飲用で効果がある。 |