鵜の瀬

うのせ

住所 福井県小浜市下根来遠敷川
連絡先 小浜市商工観光課tel0770-53-1111
交通 JR小浜駅より車で20分

国道27号線を敦賀から舞鶴に向かい東小浜駅の交差点を左折し、案内板に従い若狭彦神社の方に向かいます。遠敷川に沿って10分程走ると左手に鵜の瀬があります。

鵜の瀬は遠敷川(おにゅうがわ)の中流にあり、東大寺二月堂への「お水送り」神事でも有名な所です。
二月堂の創建者である実忠和尚が、天平勝宝四年東大寺の修二会に全国の神々を招いた。ところが若狭の遠敷明神だけが魚釣りに夢中になり、遅れてかけつけた。そのおわびにと、本尊に供える水を若狭から送ると申し出た。遠敷明神が大岩の前で祈願するとたちまち岩が真っ二つに割れ、白黒二羽の鵜が飛び出し、その跡から水が湧き出した。
という由来から、それが若狭井と名付けられ、また、鵜を放った場所を鵜の瀬と呼ぶようになりました。


毎年3月2日、小浜市の遠敷明神を祀った神宮寺でお水送りの神事は始まる。
お堂で修二会を営んだ後、7mもある大護摩に火がつけられ、その火をたいまつにに移し、山伏を先頭に神宮寺から鵜の瀬まで1.8Kmをたいまつの行列が進む。
鵜の瀬でも大護摩がたかれ、住職が送水文を読み上げ、修二会に供えてあった香水を竹筒から遠敷川へ注ぐ。


その10日後、二月堂の「お水取り」で汲み上げられる。
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